入院の思い出その2

大きな病院だったからいろんな病気の人たちがいた.
糖尿病の患者さんたちは食事前の血糖値測定とインシュリン注射が大変そうだった.血糖値測定は僕もやったけど,朝の7時前に看護師がやってきて耳朶に針を刺すのは愉快ではなかった.
腸炎の学生さんは何週間も食事をとれなくて可哀想だった.
一人だけALSの女の子がいて,よく車椅子を押して一緒に病院内を散歩した.彼女は左手でしかコミュニケーションをとれないんだけど,上手に掌に字を書いてくれて楽しそうだった.
隣のベッドに消化器系疾患の高校生が入院してくるとすぐに仲良くなって,楽しかった.消灯後にたこ焼きを食べにいったり,喫茶店にコーヒーを飲みにいったり(最初、コーヒーが無いのは本当につらかった).彼とは退院後も連絡を取り合っている.
長くいたから看護婦さんとも仲良くなった.上の高校生の少年と一緒にいろいろ試みて,まあ,収穫もあったv