MacBook に Linux をインストールする
まだしつこく取り組んでいる。とりあえずここまでの経過:
- Power PC にDebian Sarge を入れる→失敗。修復不可能。
- MacBook に Debian Sarge を入れる→失敗。Mac の GPT を読めないためと思われる。
- MacBook に Debian Etch (testing 版) を入れる→失敗。35 % くらいの確率でインストーラは動くものの、一部のデバイスが正常に動作しない。
ということで、少し方向転換をして、Live CD の KNOPPIX を試してみた。
インテルベースの MacBook Pro と iMac でしか使えないという情報だったが、なんということなく、MacBook でも動いた。途中で起動プロセスが止まることもないし、NIC も正常。
しかし、debian ベースをうたっているのに KDE なところが気に入らないし、Emacs が入ってない/入れられないので、駄目。噂通りパフォーマンスも遅い。
やはり頑健な Linux を入れたいので、BootCamp を試してみる。これはもちろん IntelMac と Windows XP をデュアルブートするためのソフトであるけれども、KNOPPIX が動いたとか、debian sarge が動くという噂も聞く。まず、純正 Mac でパーティションを切ってあると、そもそも BootCamp が動かないので、OS X を再インストール。その後、BootCamp アシスタントで Win XP 用のパーティションを 15 GB 程切って、さあ準備ができました、XP のインストール CD を入れてね、というところでオモムロに debian netinst CD を入れる。で、
- MacBook に BootCamp を使って Debian Sarge を入れる→失敗。大体上と同じ症状。
- MacBook に BootCamp を使って Debian Etch を入れる→今のところ失敗。60 % くらいの確率でインストーラは正常に動く。ベースシステムも基本ソフトもインストールされるし、APT の設定もできる。DHCP サーバが参照されない傾向があるので、IP アドレス等は控えておくこと。ブートオプションは
boot: install noacpi nolacpi acpi=debug vga=771
な感じが良さげ。etch には rescue モードがあるので、特に Mac の場合は
rescue debian-installer/probe/usb=false
も付けておいた方がよいかもしれない。
パーティションは、Mac 領域を残したまま、yaboot にも 100 MB 程割り当てて問題無く進むが、一番最後のブートローダのインストールでこける。debian をマスターブートローダにするわけにいかないので、GRUB を /dev/hda2 とか /dev/sda5 に入れようとするも失敗。外部デバイスに入れようとしても失敗。elilo を入れようとしたら、ハングして駄目。 LILO はインストールできたみたいだけれども、再起動しても認識せず。
従って、今のところ、debian etch は動かない。起動デバイスを別に用意すれば嬉しそうなので、まだ諦めたわけではないが、以上の一連のプロセスを Mac OS X の再インストールからやり直さなければならないのが辛い。