MacBook に Debian GNU/Linux etch をインストール -- 成功篇 !!

忘れないうちに記録.

準備--パーティショニング

まず,Mac の HDD に空き領域をつくる.パーティショニングツールはなんでもいいが,Mac OS X の再インストールが面倒なので,Ubuntu の Live CD を使った.ubuntu をインストールするふりをして,GNU のソフトで空きをつくる.僕の Mac は 60 GB なので,15 GB を debian 用に割り当てることに.
元々,Macパーティションを切っていないなら,端末で

# diskutil resizevolume disk0s2 45GB

とすれば OK.Mac 用に 45 GB 割り当てている.

rEFIt のインストール

IntelMac 用のブートマネージャ rEFIt を使う.ダウンロードして,dmg ファイルを展開したら,

# cp -r /Volume/rEFIt/efi /efi
# cd /efi/refit
# ./enable.sh

で準備完了.

debian etch のインストール

から netinst CD を落としてきて,焼いて,CD-ROM からインストール開始 ('c' または option を押しながら起動).デフォルトでブートすると,キー 2 重感知など起こすので,ブートオプションは

boot: install noapic acpi=force irqpoll

とする.GRUB のインストールまでは普通に進める.パーティショニングで /boot をつくる必要も特に無いと思う.

ブートローダのインストール

IntelMac には,普通の方法では,GRUBLILO も elilo も入らないので (Mac のブートプロセスは GPT で,これが元凶だからだと思うが,せっかく用意されてる elilo くらいは最初から入ってほしい),rEFIt を使って,GPT から MBR へ sync してやる.
GRUB のインストールを選ばず,Ctrl-option-F2 を押してコンソールへ切り替えて,以下のコマンドを実行.

# chroot /target apt-get install refit
# /target/sbin/gptsync /dev/sda

y を押して実行後,

# fdisk -l

で,4 パーティションに分かれていれば MBR 的ブートプロセスが動いているはずで成功.
Ctrl-Option-F1 でインストーラに戻る.しかし,これでも GRUB と elilo はインストールできないので, して,LILO のインストールを選ぶ.LILO を /dev/sda3 にインストールすれば,上手くいくはず.

Mac OS X or Debian Etch の起動

インストールを終了して再起動すれば,以下のような OS 選択画面になる.つまり,

rEFIt => LILO => Linux Kernel
rEFIt => MacOSX

という流れ.もちろん,rEFIt を (容量の足りる) 外部デバイスに仕込んでブートすることも可能.

補遺

特に,この方法を報告してくれた Debian Project の junichi 氏に感謝.
...さて,無事インストールできても,万事快適ということもなく,不具合も結構発生している.インストール後の設定などについては追々書いていく所存.