講義終了後になんと Lee Tsung-Dao の講演会があるということで,聴きに行く.ホールは,かの分野の同窓会の様相を呈していて案の定盛況だった.現在はクオンツのダーマンによると,最盛期の Lee はコロンビア大で数年に一度最優秀の学生を見極めて指導するらしく,またセミナーで訪れた発表者に対してもとことん容赦なかったらしい (Lee の厳しい突っ込みに対してひらりとかわしたのは,ディラックのジョークで有名なパイスだけだったとかなんとか).
しかし講演からの印象はそれほど厳つくはなかった.前半の有馬ご老公とくらべて俺はまだまだ現役だぜという感じで,早よ加速器つくれ,右巻きボゾン見つからねーだろコラ,みたいな.
最後に朝永先生のノーベル賞を狙えの言を受けて,研究に全てをかけろ,と.