国家の謀略
普通本．元は SAPIO の連載だということもあって，右傾化しながら各国のインテリジェンス情勢を分析した，みたいな．陸軍中野学校が先進的なインテリジェンス機関だったとして，時折，引き合いに出される．北コーカサスの民族情勢とロシアとの関連が，やはり著者の外交官時代の本業だけあって面白かった．
著者の佐藤優さんは，外務官僚から文筆家への過渡期なのだと思う．だからこそ「V 今日から使えるインテリジェンスのテクニック」などというセクションは要らない．
ところで，上のリンクから Amazon へ飛んで買い物をすると，naoyadyndnsor-22 というアマゾン・アソシエイトIDの人にアフィリエイト報酬が入るのかもしれない．多分 amazlet の作者で，はてなの社長の人だと思うけど．
時機を見て，自分のアフィリエイトに変える計画が無きにしも有らずなので，ご注意くださいませ (本当はこういうこと (商用目的のプログラムについての言及) をはてな日記で書いてはいけないらしい)．
