入院中...だけど,
週末は病院で検査がないので,一時帰宅してきた.今までやった検査.

  • 採血.隔日くらいで試験管5本くらい採る.頭がくらくらする.集中力もなくなる.
  • 採尿.尿を毎回機械に流し込む.異常なしらしい.
  • レントゲン.
  • 心電図.痛くない.
  • MRI.これも何度も撮っていいかげん慣れた.来週は脊髄に造影剤を入れてまた撮る.これはアレルギー反応が少し心配.
  • 眼科受診.脊髄から眼への影響を調べる.これも慣れている.異常なし.
  • 神経内科診察.これについては後日.
  • 髄液検査(ルンバール).これについて一言.

髄液検査(ルンバール)が痛い検査だということは事前に調べてわかっていた.でも思ったほどではなかったかな.もう1回やるといっても耐えられる(たぶんやるだろうな).
僕のケースを時系列で記録.

  1. 11時から検査開始.「10分くらいで終わるからね〜」と担当医の言葉.ドキドキ.
  2. ベッドの上に甲虫の幼虫のように丸くなる.この時点ですでに苦しい.
  3. 腰を出して長々と消毒.その後,長々とマッサージと針を刺す位置の確かめ.看護婦に体を押さえられる.
  4. 麻酔注射.採血より痛いけど筋肉注射よりは痛くない程度.ちょっと顔をしかめる.この世で痛いことほど嫌なことはない.
  5. 麻酔の後も慎重に位置を確かめる.麻酔が効いているから,知らないうちに穿刺針(せんししん)が入っていたらしい.腰に少し押される感じがある.
  6. しばらくして嫌〜〜な感じの痛み.針が神経にあたっているらしい.喘ぎ声を上げてしまう.僕は経験ないけど,たぶん歯医者の痛みと同じだろうと思う.
  7. しばらく押したり引いたりを繰り返すと,こんどは正真正銘の激痛.下半身に電流が流れる.針がもろに神経にあたったみたい.痛みに耐えながら,コンデンサとしての人体とその単純さ(神経を押したら神経に沿って電流が流れる.外部からの仕事で運動可能)に感心(小学校のとき,蛙に電気を流す実験をやったことがなかった).
  8. 4〜7の過程を何回も繰り返す.どうやら針を刺す場所がよくわからない様子.麻酔も3回は打ったと思う.針が何度も神経にあたり,激痛は3回くらいあった.看護婦が汗を拭いてくれたり,頭を撫でてくれたり.何故か安心する.
  9. 30分以上経って,看護婦が格上の医師を呼びにいく.バトンタッチ.
  10. 体勢を対称性を保つように直して,再び麻酔から.するとあれよあれよという間に穿刺針が入って,髄液が出てきた.全然まったくパーフェクトに痛くなかった.
  11. 結局計1時間くらいかかって,無事髄液がとれた.透き通った透明色だったので安心.最低1時間は安静にということだったが,1時間経って起き上がって歩き回ったら少し頭痛.夜になって腰がやや痛む.

というわけでルンバールにおける患者の苦痛は,医師の技術によりけりと思ったわけです.といっても想像していたよりは軽かったし,最初の担当医もまた頑張ってよろしくという感じ.

入院その他と病状に関しては確定診断もまだ出ていないし,また後日.
でもまあ、検査自体をこんな気にしている僕は健康な証拠だ.脳や神経の重篤な疾患を抱えているひとはルンバールなんて毎週のようにやるし,さらにつらい筋電図や生検もしなければならないこともある(僕はたぶんやらない).お見舞いします.がんばってください.