入院の思い出その3

検査で大体病名が絞られて,始まった治療は「ステロイドパルス投法」というものだった.ステロイドを数日間点滴で大量静脈注入し,1週間おいてまた投入する.今回はこれを2クール行って,ほぼ回復した.
ステロイドというと,低血糖,にきび,胃潰瘍,ムーンフェイス,感染力低下等々の副作用が有名だけど,気をつけてうがいしたり薬を服用したおかげでほとんど何もおこらなかった.上半身に吹き出物が出たことと,動悸が激しくなったくらいで,逆に顔の皮膚はつるつるになった.
それより,点滴したまま立ち上がると上の写真のように血液が一気にドーッと逆流してきた(これは点滴は終わった状態.でも数日間針は刺さったまま.キモチワルイ...).逆流するのは珍しくないけど,自分の場合,薬品袋に届こうかというくらいに血が上っていったから,その度に看護婦さんに戻してもらわなければならなかった.
僕としては,「おお,血圧優勢噴出流(Blood-Pressure Dominated OutFlow: BDOF)!さすが俺の血液」なんて喜んでいたけど,すぐにしかめ面の看護婦さんに点滴中はベッド上安静を指示された..