Kerr解

共役Ernst方程式を出すまでは,やはりどうしても視界が悪くなってしまう.もう少し途中計算を埋めて良い方法を探したいけど,こんどのゼミで発表するわけじゃないので,ゆっくり推敲していこう.
このリポートで一番興味深かったのは,ほぼ完全に数学的な計算の果てに導出した量が,最終的に物理的な意味を有するところ.微分方程式を解いて出てきた積分定数がBHの質量や角運動量になるというのは不思議だ.計算で対称性や不変性を大いに使ったけど、これらの性質が自然の最も深いところでつながっているということかしら.