MSのジャクリーヌ・デュ・プレ

ジャクリーヌ・デュ・プレというチェリストがいる(いた).彼女が病に侵されて若くして亡くなったというのは知っていたけど,その病気が多発性硬化症(MS)だったということを最近知った.その晩年は絶望的なものだったらしいけど,演奏は素晴らしい.看板曲であるエルガーのチェロ協奏曲は,彼女が弾かなければ聴く機会はなかったかもしれない.
ジム・モリソンやジョン・レノンもそうだけど,不幸にしてその人生を短く閉じても,良い音楽は残る.
というわけで今年の年末はデュ・プレに想いを馳せることにして,第九はやめて彼女のチェロを聴こう.


お気に入りは,ややマイナなハイドンのチェロ協奏曲.旦那で指揮者のバレンボイム(誤変換@Macことえり: 馬連簿医務!!)は,凡才だのスケールが小さいだの批判だらけだが,そんなに悪くないんじゃないかと思う.

ハイドン:チェロ協奏曲第1番&第2番

ハイドン:チェロ協奏曲第1番&第2番