プラズマ

磁場が登場.どんどん系が一般的になってくる.
「Accretion Power...」ではベクトル積がウェッジ積で書かれているのでそれに従う.しかし相対論無しで第2微分形式が役に立つ場面が出てくるのかは疑問.単位系はcgsで統一.ここまでくると,電磁気その他でMKSAを使う必然性はまったく感じられない.
とにかくMaxwell方程式から動いている物体でのOhmの法則などを使って電場を消す.変位電流項は宇宙では無視できるらしい.ていうかこの項が残ったら酷いことになる.出てくる方程式は拡散方程式に似てるけど,対流項なるものが混じるので,方程式は複雑.ここで電磁気で定番の積分変形.ああ,こういうのは懐かしい.昔,砂川先生の本にけちをつけながらもゴリゴリStokesの定理の証明なんかをした記憶が蘇る.
で,主な結果は先日の偏向長内では磁気フラックスが保存すること.ようするにプラズマ内の導電率は無限大になるらしい.本当かね.これから電場と磁場に関する完全磁気流体条件と縮退条件を出す.
縮退というのは,E・B=0のこと.いろんな意味があるもので.